第48回
2009.4.9(木) ホテル横浜ガーデン

東海大学情報通信学部専任教授
根木 佐一 先生


〈略歴〉
慶応義塾大学商学部卒
中央大学大学院商学研究科修了
商学博士(中央大学)
東海大学情報通信学部専任教授
東海大学学園年金資金運用委員会委員長(現在、二期目)

 

第48回講演(1/3ページ)

 

−金融危機の裏側に潜むもの−
<物事には表に出てくる以上に裏がある>

<講演要旨>

◆金融危機の裏側に潜むもの
 今回のような金融危機を考えた場合、私たちは「100年に一度の経済危機」ということにしか目が行かないが、これには裏がある。
 この危機は、2,200年の間国家を持たずに生き延びてきたユダヤ人に影響を与えるものだ。彼らは自国がない代わりに生き残るため戦略的にものを考え、人に嫌われるような状態にあっても必要とされる職業、例えば医者とか、金を扱う部分にしっかり根を張っている。
 世界の2大金持ちと言われているロスチャイルドやロックフェラーもそのひとつだ。ロスチャイルドはユダヤ人の独立国家であるイスラエル建国に関わってもいる。これらはアメリカの金融を握っていて、アメリカの金融業界が落ち込めば多大な影響を受ける。
 アメリカの金融業界の落ち込みは、即イスラエルにつながるということで、世界中の金融業界を取り仕切るユダヤ人は、これに対して色々な対策を施してくる。ユダヤ人は人より先んじて色々な手を打つことをやってきてため、今まで2,150年間民族が生き残ってきたのだ。

 今回の金融危機のスタートはリーマンショックであった。これは、サブプライムローンが引き起こしたことである。
 日本の場合は以前、バブルがはじけた際、不動産価格が値上がりした。これは日本の役人が銀行を締め付ければよいとだけ思っていたからだ。銀行を締め付けて銀行から金を出さないようにしても実際にはユーロ円というものがあったので、資金繰りに困ったときにユーロ円を借り、価格上昇が止まらなかった。

第48回講演(2ページへつづく)