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第45回講演(1/6ページ)
−くらしと環境− 環境問題というテーマには大変広い意味がありますが、本日は私が人間環境学科、大学院で担当しています環境に関する授業、あるいは現代文明論で環境とエネルギーという講座などで扱うトピックスをもとに、「エネルギー」、「資源利用」、「持続可能な社会をつくっていくためのビジネスも絡めた知的財産教育」、この3つの視点で話をさせていただきます。
<はじめに> 初めに、20世紀の世界のエネルギー消費は、20世紀後半、すなわち1960年代、70年代の高度成長期に急増しました。この時の需要に対して供給を担ったのは、いわゆる化石エネルギー、すなわち石炭、石油、天然ガスです。これは第二次世界大戦が終わって、世界が平和な時代を迎え、経済活動が非常に盛んになった時期に相当します。世界的金融市場、貿易等が活発になり、一気に経済発展してきた時期となっています。
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