75周年に向かって大学改革を進めていく。
今年が70周年。東海大学の収支状況を説明しながら、大学の再編成5ヶ年計画を中心に語った。
講演のなかで松前義昭先生は、昭和30年代から40年頃の古い校舎の耐震基準の見直しによって、10年以上はかかる耐震工事の必要性を強調した。古いために教官の移動も支障がでている現状がある。
設備投資のよい大学として評価を受けているが、理工系や実験棟などは低層で効率も悪い。耐震工事をするよりも新しく建て替えた方がいいと言う場合もあり、この着工計画も進んでいる。また、付属高校も次々と耐震強化対策を進めていかなければならない。特に地震に敏感な静岡校舎などは早期に対応していかなければならない。これらを如何に総合的かつ計画的に進めていくかが重要な課題となっている。
学生数も確保できて大学も病院も順調に推移しているが、教育の質の問題が最も重要だ。文部科学省教育の質確保を重点に施策の確保を行っている。
教育の充実、設備の充実、教員の配置、大学の収支の問題など、75周年に向けての改革を着々と進めている、などの説明があった。
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