第58回

2012.9.10 ホテル横浜ガーデン

東海大学政治経済学部
専任講師 布田 功治 先生

 

略歴
布田功治(ふだこうじ)

1977年 宮城県生まれ。
2000年 東京大学経済学部卒業、
2009年 東京大学大学院経済学研究科現代経済専攻博士課程修了、博士(経済学)。
2009年 東京大学社会科学研究所学術支援専門職員。
2011年より現職   専門分野は国際金融論

 


第58回講演

どうなる日本経済、今後の展望と対応。

 国際金融論と同時にアジア経済論を専門にしている布田先生。アジア経済に注目しながら最近の中国の動きにも考慮に入れ、リーマン・ショックなど、世界経済全体がどのような流れによって日本経済に悪影響をおよぼしたのか、専門分野である国際金融論の観点から「日本経済の今後」を語っていただいた。
 国際経済を牽引してきたアジア経済。中国を中心としてアジア経済が世界経済を引っ張ってきたからこそ、ヨーロッパやアメリカがリーマン・ショックで経済状態が大変になったときに、逆に中国に悪影響が及んで、これが中国を経由して日本経済も悪影響を受けたという。
  日本経済については貿易面でのダメージが大きかった。しかし、日本の金融機関はそれほどショックを受けずに三菱東京UFJ銀行や野村証券などはヨーロッパやアメリカの金融機関を買収するなどの攻勢にでていた。どうしてリーマン・ショックに関わらず、サブプライムローンから、日本の金融機関は悪影響を受けなかったのか。これから、日本の中小企業がどのような対策をとっていくべきか。
 布田先生は専門分野ではないので突っ込まないがと言いながらも、中小企業にとっての今後の経済状況、アジア経済の新しい考え方についてをお話しいただいた。



 


会場を移して二部の懇親会が開かれる。

 

来賓のご挨拶をお願いした蟹江秀明常務理事。
大学の近況報告が行われた。
  中小企業のおかれた立場は厳しい。
布田先生の講演を参考にして会場のみなさんは頑張って欲しいとエールを送る田中慶秋代表理事。


懇親会場で様々な情報交換が行われる。


タイムリーな話題を織りまぜて話す、元気印の松田良昭副代表理事。
毎回、自前の手品を披露して会場をもり立てる佐野士朗理事。(フレッシュハウス社長)