第36回
2005.4.27 シャトレーイン横浜

東海大学教授
葉 千栄(よう せんえい)先生


1957年 上海生まれ。
1985年 来日。
早稲田大学大学院政治研究科修士課程修了。
現在、東海大学教授として、中国現代社会、文化の教鞭をとるかたわら、国際政治経済を論じるジャーナリストとして執筆・講演をこなす。ラジオ・テレビでレギュラー番組を持ち、『アジアの今』を伝えるキャスターとしても活躍中。

■キャスターとして出演中のTV・ラジオ番組
「ニュースの深層」(朝日ニュースター) 「アジアTODAY」(ラジオ日経)
「中国株式最前線」(ラジオ日経) 「新華ファイナンス情報」(ラジオ日経)

 

中国抜きでは考えられない日本の政治・経済

 日本経済が長期不況にあえいでいる中、中国は高度経済成長を続けている。
 一時、日本企業は豊富で安い労働力を求め中国に生産拠点を移して、深刻な産業の空洞化現象をもたらしてしまった。それが、今や日本にとって中国は米国を抜いて貿易相手国第一位となった。日本の景気持ち直しも対中貿易に負うところが大きい。 中国なしでは日本経済は成り立たないとも言える。
 一方、政冷経熱と言われるごとく、政治の世界は靖国問題、尖閣諸島、ガス田開発など、
歴史的にも多くの問題を抱えている。対中外交は今後どのように進んでいくのか、政治、経済に及ぼす影響は計り知れない。今後の対中関係の問題点をさぐる・・・といった内容をお話頂きました。

(講演内容の掲載は不許可)