PENSO




Penso!
更新しなければと思いつつ、PIGRO(怠け者)状態が続いてました。 いろいろ思った事は沢山あったのですが、パスタについて感じた事があります。 日本ではパスタ=麺というイメージですが、イタリアでは生地という意味になります。 パイ生地、クッキー生地何でも生地はパスタです。 面白いところで、郷土色豊かなイタリアでは私の知る限り朝BARに行くと Bologna、Firenzeでは「Pasta(クロワッサン状で甘いのと塩味はたまた中にクリーム、ジャムなど注文はありますが!)」で、 Milanoではブリオッシュと言わなければいけないようです。 Bolognaに一年ほど住み、Milanoに越したとたんBologna人と言われた事があります。 どうも、なまっているらしい! いっぱい失敗談はあります。 しかしイタリアでは肉の部位だって地方によって違うから!

Pasta=麺
不思議なのは、日本ではやたら細麺の方が好まれるようです。 Capellini(髪の毛)英語ではAngel HareそしてSpagettiniと皆様は食しています。 ちなみに私も昔はそうでした。 しかし麺とソースはからみが大切で、Sughi(ソース)は麺に和えるのではなく吸わせる事が基本なので 太麺の方が味がなじんでおいしいと思えていますが、 なかなかスーパーでは見つける事が出来ずに困っています。

もうひとつ、狂牛病について。
狂牛病が日本にも! イタリアにいた頃、狂牛病が問題になってました。 (しかし私の住んでいたBolognaでは私の友人、知人達は問題にもしなかった) 当時、シェフにちょうど牛肉扱っているときに尋ねたら「祈りましょう!」と 肉に向かって黙祷を捧げいつも通り調理をしていました。 慌てて夜家に帰って別の地方で働いている日本人のコック友達に電話したら 「うちのシェフも気にしてないよ!」 これってイタリア的???

2001.10



お重の蓋です イタリア風おせちの出来上がり
お重の蓋です 中はこんな感じ!
FELICE ANNO NUOVO!!
新春が明けました!今年はイタリア風おせち料理の注文があり、 私なりに工夫して作ってみました。 味はイタリア風、盛り付けに日本風で作って見ました。 DISPLAYやっていたのが、かなりお役にたったのか?器のお重? もちょっとアレンジして見てこんな感じに出来あがった次第です。
中身は豪華?でこんな感じです。
IL MENU とは書きつつ日本語で訳したもの!
 1 名古屋コーチンブロード仕立て POLPETTE(いわゆるミートボール)フライ
   ジェノバ風味とナポリ風味
 2 黒トリュフ入り卵焼き
 3 ドライトマトオイル漬けバジリコ風味とリコッタとほうれん草入り TORTELLI
 4 ズッキーニとマスカルポーネ、リコッタの SFORMATO
 5 白カリフラワーと緑カリフラワーのアンチョビソースサラダ仕立て
 6 スモークサーモンとチーズ入りほうれん草の ROTOLI(いわゆる巻物)
 7 牛のもも肉のバルサミコ酢煮たまねぎグラッセ添え
 8 天然車えびローズマリー串焼きシチリヤ風味
 9 栗のパスタ揚げパルマの生ハムとパルメジャーノ
10 ゴルゴンゾーラ入りパン
11 ティラミス
と、こんな感じにアレンジしました。

2001.1



国が違えば!
雑誌 駅の構内で見かけた某雑誌!1000円で4人分の夕食作りたるものが、 テーマでありました。この種の値段を載せて節約おかずたるものの雑誌とかよく 見かけますが、私の知る中でフランスでも100フランで夕食作りとかアメリカで 10ドルで、イギリスで10ポンド、イタリアで10000リラたるものをテーマに した食事作り雑誌は見かけた事がないです。テーマといったら簡単、カロリー、 オーガニック、グルメ、ゴージャス、ベジタリアン、季節、素早く出来るおもてなし料理 たるものが多く値段で作る?見かけた事がないものです。私にはこのテーマがごく不自然に 思えたものですが、いかがなものでしょうか?

数字 9が好きな国!安売りで日本は1980円アメリカでは199ドルイギリスでは 199ポンドと必ず安さを出すために9という数字で表現し、2000円、200ドル、 200ポンドではいけないらしく、必ず安売り広告などではこの9使いが常識のようですが、 私の友人のイタリア人は(イタリアでは安売りで9と言う数字は見かけません!きっかり 必ず10000リラとか0にして揃えてます。)この安売り9使いが不思議らしいですが、 いかがなものでしょうか?

フライドポテト マクドナルドのフライドポテトを食べるときソースとして、 アメリカ、日本、イギリス(いにしえのフィッシュ&ポテトにはビネガーを掛けて、 イギリスではビネガーの場合もあるような?)トマトケチャップを好み、フランスでは マスタード、イタリアではマヨネーズが、お好みのようでポピュラーですが、いかがな ものでしょうか?

冷たい飲み物 日本とアメリカはビールをギンギンに冷やしたり、コーラには氷ドカドカ 入れてますが、イギリス、フランス、イタリアではビールはぬるいと言うかあんまり冷たくないし、 コーラにもあまり氷を入れてないような、感じです。最初はちょっとビックリしましたが、 冷たさは味を麻痺させる、特に甘いものは甘さを感じさせなくしてしまうし、慣れればそのものの 味を感じることが出来ると思いますが、いかがなものでしょうか?

2001.2. 某日



先日、イタリアでイタリアソムリエ協会の研修を受けてまいりました!
後日そのレポートはご報告させて頂きます!
あーっと驚く?様な物を考慮中!
あまりにも奥が深すぎて困ってますが、私はソムリエ脱落者ただの飲むリエです。
実は私は、某有名ソムリエT氏のソムリエ講習に5年ほど前に通ってました。
しかし、当時ワイン好きな事もあってコメント考えながら試飲するのは苦痛でした。
そのうちあれだけ好きだったワインが嫌いになってしまった事もあって、
(勉強のためとはいえ飲まなければいけない!と思うと飲みたくなくなり心から味わ
えなくなってしまいました。)
再びただの飲むリエに戻ったとたんワインを楽しく味わえるようになりました。
日本ソムリエ協会は何となくフランスより、表現方法もフランスの日常的な食べ物
や物が多かったように思えます。
イタリアでは香りの表現にトマトやら面白いもので猫のおしっこなどという表現も
ありましたが!国それぞれ食生活や習慣の違いなんですね。

2000.12



私の料理を作るとは? 私は自分が食べたいから作るのが本音です。 自分がおいしいと思って作ったらきっと、みんなもおいしいと思うから 作るような気がします。 誰かのために作るのはもちろんの事、自分が満足いかなければ、 きっと食べた人も満足しないでしょう! 私がおいしいと思うから作り、きっと!私の愛する人達も思って くれたらうれしいと思ってしまいます。 しかしファッション界から料理界に引っ越して?来てしまったけど! 平和な世界です。だって老若男女問わず万国みんなおいしいものが 食べたいのが、事実?ではないでしょうか? おいしいものの話をしてるのって平和!平和!平和! そのものじゃないでしょうか? しかしイタリア人の食に関する情熱は、私の知る限りおみそれしました。 (彼らは、年中食べ物の話しをしています。)

2000.10.末 某日 日本にて



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